大企業に入社すればなんだか「人生の勝ち組」になれた気がして、めちゃくちゃ憧れません?
実際、僕も就職する前は
- とりあえず大企業に入社して親を安心させたい!
- 大企業に入ってみんなと差をつけたい!
- 将来安心して暮らしていくために大手企業に勤めたい!
みたいなことを考えていました。
ただぶっちゃけ、こういうぼんやりとしたイメージだけで就職・転職をしようとすると確実に後悔します。
実際に、僕は大企業に入社して後悔しました。
そこで、大手企業に勤めていた僕の経験から、
・大企業に入社して後悔したこと
・大企業に合う人合わない人
について解説していきます。
大企業に入社して後悔した話。大企業=人生の勝ち組ではない!
さっそく、大企業に入社して後悔した事を紹介します!
- 考え方が古くて無駄が多すぎる
- 配属部署によって働き方が全然違う=運要素高め
- 仕事の「裁量権のなさ」
- 人手が足りすぎて暇。普通につらい。
- 出世は限られた人だけ。クビという現実。
考え方が古くて無駄が多すぎる
大企業に入社して真っ先に感じたのが、無駄なこと多すぎ問題。
当時は、結構な頻度でストレスを感じていました。
というのも、大企業は昔からある企業。
なので考え方が古い傾向にあるんですよね。
例えば、
- 現代に合った方式でやればいいことを謎に昔のやり方に固執する
- 誰に提出するわけでもない資料を永遠と作らされる
- 無駄に会議を何回も開催する
のようなことは日常茶飯事でした。
毎週火曜日はいつもより1時間早く来て、偉い人達の謎のスピーチを聞いたり、
「働き方改革」がテーマの会議を3時間していたり、
まじでこいつら効率悪すぎるだろ、帰らせろ
と感じ続ける毎日。
少しだけなら全然我慢できるんですけど、何回も何回も無駄なことをさせられるので、かなりストレスフル。
「のびのびと働く」とは程遠い現実でした。
ちなみに新たなやり方を提案したらほぼ確実に却下されます。
上司もこれまで長く勤めてきた人なので、考え方が古いんですよね。
あーもう、ダメだこりゃ。
配属部署によって働き方が全然違う=運要素高め
大企業は、部署が非常に多いんですよね。
もはや「別の会社かよ!」と思うくらいには、部署によって職場の雰囲気や働き方が全く違います。
同期が働いていた部署は、
- ほとんど定時上がり
- 残業しても月10時間も行かないくらい
- ワークライフバランス充実
という神な職場。
それに比べて僕が働いていた部署は、
- 深夜残業祭り
- 疲労こんぱい
- ワークライフバランスどころの話じゃない
というゴミな職場。
入社する前はホワイトって聞いてたんだけどな…
しかも、大企業だからと言って希望が通るわけではないんですよね。
大企業は大企業で、人手不足な部署が山のようにあります。
そして案の定、希望を無視された配属をされて、僕は無事死亡。
もはや運ゲーですよね。
仕事の「裁量権のなさ」
就活の面接とかで、
みたいなやり取りってありますよね?
さも、やりたいことはなんでもできるみたいな質問。
でも現実はそんなことなく、仕事の裁量権は全くなかったです。
先ほども言ったように、大企業は今までのやり方に固執する古い考えを持っています。
なので裁量もなにも「決められたことを決められた手順で決められた期日内にやる」だけ。
もちろん大企業なので、仕事の規模はそれなりに大きいんですよ。
多分、中小企業では体験することのできないくらいの規模。
ただやり方が決まっているため、やりがいを感じたことは1度もなかったですね。
人手が足りすぎて暇。普通につらい。
多分これは大企業あるあるなんじゃないかと思っていて、
人手が足りすぎていて、振られる仕事がない。ということが結構ありました。
と思う方もいるかもしれませんが、仕事が暇なのってまじで死にたくなるほどつらいです。
朝早く会社にいって、8時間なにもせずに帰る。
体験したことがある人しか分からないかもしれませんが、控えめに言っても地獄。
貴重な時間を無駄に消費しているのに、スキルが身につくわけでもない毎日を過ごす。
働く意味とか通り越して生きる意味を失いそうになっていました。
ハムすけ出社してもやることがない・・・仕事が暇すぎてつらいんだけどどうしたらいいの?やいやいいわゆる「社内ニート」だね。僕も社内ニートを半年間経験したことがあるから、解決策を教えるよ。&nbs[…]
ぶっちゃけ、暇じゃなくても無駄な仕事を大量にやらされていたので、あのまま勤め続けていたらノースキル人材になっていたかも…
自分の市場価値を高めたいなら、スキルを身に着けてから大企業に入社する方がいいかなと思います。
出世は限られた人だけ。クビという現実。
ただ会社にいって働いているわけじゃ出世しないんですよね。
というのも、大企業で出世したいと考えている人はごろごろいるから。
出世したいと考えている人って、たいてい優秀な人なんですよね。
そんな強いライバルがいる中、平凡で市場価値低い自分が出世できるわけはなく…
ただ、そのまま平凡に働いているだけではクビになる可能性も高いです。
と思う方のために言っておくと、大企業に入れば安泰の時代はとっくに終わっています。
日本を代表する大企業のトヨタも「終身雇用は難しい」と発表したり、
NECや富士通が早期希望退職という名のリストラをしたりと、
終身雇用制度は崩壊しています。
大企業に入ったからと言って、人生の勝ち組なわけではなく、
逆に、急に40代後半でリストラに合う可能性もあって危険なんです。
大企業に入社するつもりなら、将来のことはしっかり考えておかないといけませんね。
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大企業で実際に働いて感じたメリットを紹介!
という方もいるかもしれませんので、実際に大企業に入社して感じたメリットも紹介します!
- ネームバリュー、大企業という安心感
- 研修が多い、基礎をしっかり学べる
- 給料・年収が高くて福利厚生も充実
ネームバリュー、大企業という安心感
大企業といえばネームバリューですよね。
まあメリットっちゃメリットなんですか、入社した後に気付いたんですけど、
他の人にいい顔できても何の意味もなかった。
というか自分の人生なのに、他人の顔色伺っている自分に嫌気がさしました。
もちろん、世間体が良いだけで
- 親も安心する
- 友達にもいい顔できる
と良い思いはできるんですけど、逆に言えばそれだけなんですよね。
ぶっちゃけ、ネームバリューはそんなに重要じゃなくて、
自分のやってきたこととか経験に価値があるんじゃないかと思います。
だって、大企業に入っているんだけど超絶無能だったら、かなり嫌じゃないです?w
「自慢できる企業で働いている」というよりも、
「自慢できる経験やスキルを持っている」という方が重要だと思います。
研修が多い、基礎をしっかり学べる
研修はかなり充実していました。
僕の会社ではこんな感じ↓
- 入社した直後の半年にも渡る研修
- 配属後は、3か月おきに研修
- 希望をすれば、数十種類の研修を受けることも可
未経験から入社してもなんとかなるレベルの充実度。
しかも研修の何が良いかって、学びながらお金をもらえることです。
働かなくてもお金がもらえるって最高。
ここは大企業ならではの嬉しいメリットですよね。
給料・年収が高くて福利厚生も充実
毎月の給料やボーナスは個人的にかなり多かったです。
ボーナスは、入社1年目で夏冬合わせて50万くらいはもらいました。
僕の周りではボーナスをもらっていない人も結構多かったので、個人的には多かったかなと。
また、大企業は年功序列の風潮が強いので、年を重ねていけば貰える給料も増えていきます。
加えて、福利厚生もかなり充実。
例えば、
- 交通費補助
- 家賃補助や社宅制度
- 定期健康診断
- 育児支援
- 保養施設
- 提携施設の割引
- 社員食堂がめちゃくちゃ広くて豪華
- 定期的にイベントが開催される
- 多様な部活動
- 自己啓発のための費用補助
などなど。
中でも家賃補助が結構ありがたくて、家賃の負担は1万5千円だけ。
無駄遣いしなければどんどんお金が溜まっていく環境でした。
中小企業と比べると、この部分はかなり大きい部分ですよね。
大企業に転職するならこんな人!中小企業に転職するならこんな人!
以上より、大企業に合う人、中小企業に合う人を紹介します。
・親や家族を安心させたい
・色んな研修を受けて基礎をしっかり固めたい
・給料・福利厚生の恩恵をしっかり受けながら働きたい
・考え方が古くても問題ない
・規模の大きな仕事をしてやりがいを感じたい
もちろん、すべてがこれに当てはまるわけではありません。
でも事実でもあるので、参考にしてみるといいと思いますよ。
まとめ:大企業に転職するなら慎重に!自分に合った会社を選ぼう!
という感じに思えますが、実際はそんなことはありません。
僕は大企業に入社して、絶望的に合わないな。と感じました。
- 考え方が古くて無駄が多すぎる
- 配属部署によって働き方が全然違う=運要素高め
- 仕事の「裁量権のなさ」
- 人手が足りすぎて暇。普通につらい。
- 出世は限られた人だけ。クビという現実。
もちろん、給料や福利厚生はしっかりしていたので、そこは良かったんですけどね。
重要なのは、自分に合った会社を選ぶこと。
僕のように、適当な理由で大企業に入社して、後悔するのだけは絶対にNG。
時間が無駄になってしまいます。
入社を決めるなら慎重に考えてくださいね。
是非後悔のしない転職を。
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